岐阜県現代陶芸美術館とは

岐阜県現代陶芸美術館は、岐阜県多治見市にあります。
美術館も含む施設は「セラミックパークMINO」といい、磯崎新氏が建築。 大きくて、散策路や展望台もあるので、お天気が良い日に、クルマで のんびり行かれることをおすすめいたしますね。
「陶器」という割れたらオシマイな作品をたくさん所蔵するので、 ちょっと変わった方法で免震構造をとっています。 それがそのまま展示空間としても面白く感じさせてくれます。
建物はあか抜けてますが、使う人たちはそんなにあか抜けてないです…(笑) 市民のみなさんにもギャラリー等開放されてますからね。 私が見に行ったとき、さすがに建物の真ん中に選挙の垂れ幕がかけられていたのには 同情いたしました(苦笑)
でもま、そもそも有名な建築家でスケールの大きな施設を作り、 陶工やギャラリーを上手に解放してお客さんを呼べる町づくりのできる 多治見ってところは、正直やり手です。 多治見市周辺には陶磁器を楽しめるギャラリーやレストランも多数あります。

富本憲吉展

「うっとり」しまくりの連続でした。 もともと自分に興味のあったイスラム系のタイルも、この作家とリンクしてて 興味倍増。感想を書こうと試みましたが、マニアックで濃くなりすぎてしまうので止めました。
切り替えて、展覧会の紹介に変更。 富本憲吉は、明治生まれ、旧家育ち、文人趣味を持った父の影響でセンスが良くて、 卒業制作を早めて提出し、私費でイギリスへ留学したボンボン。
イギリスで、ヨーロッパだけでなくイスラム美術を含む世界中のものに影響を受け、 そこから調査旅行の助手としてカイロやインドへも行く。 日本に最初にウィリアム・モリスを紹介した人で、帰国後バーナード・リーチや 「民藝」にも関わっています。なんだかここまででもうおもしろそうな人! ってにおいしません?
クリエイターとしても、ほんとに自分に厳しくてかっこいい人。
でもま、そんな難しいこと考えなくても、テーブルウェアとして、 工芸品として、見ててセンスよくって、欲しくなっちゃうものいっぱいです。
富本憲吉には、「模様から模様を作らない」というポリシーがありました。 常に自然や身の回りをスケッチし、そこから形の美しさや図案化を図っていました。
この展覧会では、いっちばん有名な模様のお皿「色絵磁器」ができるまでの過程としても 見ていくことが出来ます。 模様と器の形の関係、模様の大きさのちょうどよさ、模様の色の出し方。。 この「富本憲吉」展の図録がまたステキで。その富本憲吉の模様が美しく使われています。 つい、持っていたくなって買ってしまいました。