アンドリュー・ワイエスとは

アンドリュー・ワイエスは、20世紀のアメリカの画家です。
テンペラといわれる技法を使って、アメリカの草原や繊細な人物画を描いています。
ワイエスといえば、テンペラ技法ですが、 実際に自分が描いたことのない技法なのでわかりません。
卵を使うということと、製作に時間がかかるということ、 完成後色が退色しにくいという特徴として記憶しています。
描かれるモチーフの原風景的な草原や家屋がすごく細密で、家屋なんか、 その手触りそのものまで画かれている感じで。
人物も、すごく静かで深い。構図はシンプルでどれも印象的で詩的。 カラーなんだけど、色が邪魔しない、美しいモノクロ写真を 見ているような気持ちになります。
1995年に大々的な企画展があり、そこで初めてアンドリュー・ワイエスを知りました。
当時自分が高校生で、美術に興味を持ち始めた頃に、
その企画展「アンドリュー・ワイエス展 アメリカの郷愁 心の風景を描く」にふれ、 ずっと心の底で揺るがない位置にいます。
まだまだ画家のバックボーンや時代背景や生涯の中で どんな作品の変化があったのかなどを感じ取る前のこと。
ただただ、その絵そのものにぐうっと入り込んで、いいなぁ、好きだなぁ、と感じていました。

企画展「アンドリュー・ワイエス −創造への 道程(みち)」

14年ぶりに、まとまってアンドリュー・ワイエスの作品と出会うことができそうです。
今年の冬から、東京を始め、全国を巡回する展覧会「アンドリュー・ワイエス −創造への 道程(みち)」が開催されるようです。
東京ではBunkamuraザ・ミュージアム、その後、 愛知県美術館や福島県立美術館へ巡回される模様。
今回の企画展では、テンペラだけでなく、それを描く過程の水彩や素描も 多く関連づけて展示されるということで、製作の過程も楽しめそう。
なにより、14年前に出会った作品たちと、また再び出会えるということで、 改めて自分はどう感じるんだろう? そして今なら、もっと深く画家の時間軸や世界観に触れられるんだろうなぁと、 今からわくわくしています。
「クリスティーナの世界」や「エルガ」シリーズが有名ですが、 当時、お金のない私が買った絵葉書が
「3月15日」「さらされた場所」「スコール」「遠雷」の4枚。
今度は何をえらぶんでしょうね。